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漢字で「鞄」と書いて、カバンと読みます。革辺に包がくっついたこの字面、カバンのつくりや機能を考えれば確かに納得感があります。しかし、もともと中国で生まれた「鞄」という文字が意味しているのは、「なめし革の工人」であり、物ではなく人を指す漢字です。また中国語の読み方を「ハク」「ハウ」などと、「カバン」とは全く違った発音。では、なぜ日本ではカバンという読みがなされるようになったのでしょうか。
カバン
ちなみに、我が国でカバンという名称が一般的に使われるようになったのは明治に入ってからといわれています。「中国語でいうところの文挟み、“夾板(キャバン)”が語源らしい」、「古いオランダ語で旅行カバンを“kabas(カバス)”呼んでいたのが転化した」、「外国製のバッグを真似てつくった職人が、弁当皮盤から思いついて“皮盤(かわばん)”と呼び始めた」などなど諸説はさまざまで、名称決定の定説がないとされている。いずれにせよ、鞄=カバンという言葉は日本生まれてあることは間違いなさそうです。
かばん
そして私たち日本人は、このカバンという音を「カバン」「かばん」「鞄」と多様に表記します。カバンを舶来のものととらえるならばカタカナ、日本独自のものととらえるなら平仮名、中国にルーツを求めるなら漢字。そしてこの3つの表記を、私たちは無意識のうちに使い分けているのです。「カバン」「かばん」「鞄」。
さて、あなたはどのように表記をしていますか?
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